くるくるドライブができるまで1

「ポルル君の旅行」ってエレメカ、知ってます?こんなゲーム。



私と同世代なら誰でも知っている、デパート屋上の遊園地には必ず置いてあったドライブゲーム。KASCOこと関西精機製作所が送り出した世界的大ヒットゲーム。


いやあ懐かしい。懐かしいなあ。遊びたいなあ。

と思い立ち、行ってきましたよ駄菓子屋ゲーム博物館へ。



ここだと1回30円で遊べるし駄菓子は売ってるしブタメン用のお湯はあるし1回30円だし。大事なので2回言いました。いやあ天国じゃのう。長生きするもんじゃわいと堪能したのが去年の夏だったか秋だったか。ハンドルを回すと目の前の車がリアルに動き、モーターの振動が伝わってくる感覚が新鮮で嬉しくてもう。

こういう台が部屋にあったらなあと思いつつ、いや保守できてこそのマシン、この館長さんあってのエレメカだからと思いつつ、興奮を胸にネットで検索してたどり着いたのが寺町電人さんのキャスコゲームの時代という記事。これがまた素晴らしい。

このエレメカを開発したキャスコの歴史、開発者の人柄、様々な紆余曲折。今の有名なゲームメーカーとの意外なつながり。ちょっと涙なくしては読めない内容。この会社、生き残っていてほしかった…。

と読みふけっていたら、ポルル君の旅行を含む4つのゲームがセットになってWindows用に「とらっとろーど2001」というゲームが出てると書いてある。やった。ほしい。やるなエンターブレイン。ダウンロードで1500円だなんて、フトコロにも優しい。わーい。と思ったら…


もう売ってませんでした…。


ヤフオクに出てたけど、高くて買えませんでした…。貧乏なので…。





わかった。じゃあ仕方がない。自分で作ろう。Android携帯用を。


ということで作ったのが「くるくるドライブ」です。Android携帯向けのドライブゲーム。Android Marketで絶賛公開中。お願いしますよ。遊んでやってくださいよ。もう三日も何も食べていないんです。



パソコン用のお試し版はこちらから

実はWeb用のゲーム作りのほうは某ページの中傷っぽい評価に嫌気がさしてた時期でして(苦笑)。新幹線ゲームのAndroid版もリリースしたし、このビッグウェーブに乗らなきゃハドソン状態でもあり。このくらいなら(失礼!)ちょろいんじゃないかとAndroid向けを先行して作り始めたんですよ。こんなに時間がかかるとはつゆ知らず。誰かDメールで教えてやってくれよ、spモード以外で。


ただ今回は、パソコンで絵を描くんじゃなくて実写取り込みにしたかった。3Dなんてもう古い。リアルな3Dなんて意味がない。偉い人にはわからんのです。そこでまずはコースをIllustratorで書いて印刷してみました。こんな感じ。



これを元にフェルトをチョキチョキ。センターラインを描き描き。こいつをスキャンして出来上がり。



ミニカーなんかも買ってきて楽しいなと。


というわけでアッという間にできあがり。簡単だね。




んなわけねーだろ!どーすんだよこれ。メチャクチャ大変だよ。ギャー。

第二回に続く。

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