ワンダーリングというゲームを公開してるんですが、それのAndroid版が完成しましたよと。こんな感じの、いわゆるアレなヤツをちょっとコレした懐かしめのゲーム。
ザ・マイナーって感じですが、実はWeb版はそこそこ遊んでもらえてて根強い人気があるという。Android版、もっと早く公開したかったんだけど遅れましたねえ。すいません。
無料なんでGoogle Playからダウンロードして遊んでやってください。Android携帯専用です。市況をチェックしながらコレで暇を潰すってのがトレンドらしいですぜ。ウソだけど。さて、以下余白。
余白終了。というわけで、開発苦労話というか。あれだよ。爺さんの盆栽自慢みたいなヤツだよ。頼むよ。責めないでよ。
このゲーム、Flashで作っておりまして。最近のFlash開発環境はWeb用に作ったやつがそのままiPhoneやAndroid携帯で動くってのがウリになっておりましてね。だから移植も簡単だし10秒で終わる。今の世の中、金さえ払えばなんでもできるね。と思ってた頃もありましたよ。ないけど。そんなわけないし。苦労はいつも末端の技術者に集まるのだよ。
で、とりかかる前は画面右側のアレコレを左のアチコチに押し込んでポンで完成かなと思ってたんですが、なかなかどうして。難しいもんです。押し込む場所がないし(そこか)。自分の昔のコードを読んでるとアトピーがひどくなるし。猫の調子が悪くて病院送りになるしねえ。
とはいってもそこは老練な経験者。老眼だし物忘れもひどいし、いろいろ難航するのも覚悟の上。順にやっつける。まず最初に引っかかったのが朝食に何を食べたかじゃなくて端末の処理速度。このゲーム、ルーレットがグルグル回るんだけど、そこに莫大なCPUパワーが必要になる。なるんです。そういうものなんです。私の中では。なので画質を少し犠牲にして、携帯のハードの力を借りることに。格好いい言葉を使うと、三次元処理用のチップの機能を呼び出すと。二次元の嫁で処理したとかじゃないよ。
次は画像のフィルタ。チップを使うとFlashのフィルタが再現されないので手作業でコツコツ修正。まあこの辺はたいしたことない。絵がショボイのが幸いした。
インターフェース周りもチマチマと修正。サイズを変えたりデザインを変えたり。あっちにキャッシュしてみたり、こっちにマスクしてみたり。ああ、どんどん最適解がわからなくなってきて、正解がどうでもよくなっていく。これで本当に早くなってるのか。ヒアルロン酸とかコラーゲンとか飲んだ方がいいんじゃないか。追いオリーブオイルとかはいらないのか。
まあそれで、ソコソコ動くようにはなりましたとさ。フレームレートは半分だけど。なんかキャッシュにヒットするまでカクカクするけど。こんなもんか。こんなもんだ。いいかな公開して。どうかな。と心の声を聞いてみる。どうだ。
ダメだと。
なぜダメかというと、自分がこのゲームに飽きてるから。嗚呼。反応の悪さとかは自分の能力の問題なので無理。ただゲームに飽きてるってのは致命傷でコードが進まない。なので仕様を追加変更することに。
もっと射幸心を煽ろう。社交性もないくせに。ほっとけ。とはいってもレアカード出すのに10万必要とかはなー。やっぱダブルアップ周りかなあ。ジャックポットとかも欲しいなあ。
みたいな感じでドカンドカンとメダルが当たるオプションを追加してみました。ドカンドカン。大事なので二回(以下略
メダルが溜まっても今のところは何も起きないけど、まあ数字が増えるのを楽しんでもらうと言うことで。ショップみたいなのを用意して、チョコレートとか車とか尖閣諸島とかを買うオプションを付けてもいいけど、まあ地味なゲームなのでリクエストがあればってことで。
今のところ、まだ飽きてない。なので、さっさと公開して忘れてしまおう。そうしよう。たんしよう。
でも、この手のゲームに興味がない人にとってはクソゲーかなー。あ、レビューでクソゲーとか書かないで(涙)。あれマジでヘコむから。そっと心に閉まっておいて。フリじゃないから。頼むよ。次のゲームが出せなくなるからさあー。
出すけどね。
ではまた次のゲームで。
そうだ。WEB版もそのうち公開しますね。