なかなか良いですよ。これ。2万で安い!と言うのは貧乏人的に抵抗があるけど、機能やら相場と比較すれば破格らしい。なので感想とかアプリの話などを少々。でもこれ、普通の人は何に使うの?
■iPadとの違い
よくわからない。詳細な比較は専門のサイトへ。とりあえず思うことなど徒然に。
iPadやiPhoneがディズニーランドやユニバーサルスタジオなら、Androidはキャンプや登山だと思えばいい。プロが用意した素晴らしいアートを楽しみたいならiPadやiPhoneがいいと思う。特に携帯やタブレットは用途が限られるわけで、無理に自由度の高いものを使って苦労する必要はない。そういうのはパソコンでやればいいし。
iPhoneやiPadは制約が多くて堅苦しいなと思えばAndroid端末を。それなりに経験があれば、それに応じて遊べる。手間はかかるし野暮ったいけど縛られる感じは少ない。ただし常に危険が伴うことは肝に銘じておかないとね。
■Android 2.3との違い
Nexus 7以前はGalaxy Sしか触ってなかったので、操作系とか違ってて戸惑った。
まず画面遷移やスクロールがなめらかになり、タッチに対する反応も良くなった。これってCPUが高速になったからかと思ったら、OSレベルでも工夫してたんだね。トリプルバッファとかCPUのスケジューリングとか。そりゃメモリーが必要になるわな。
ただ設定を開くのに通知エリアを降ろさなきゃいけないとか、いきなり戻るキーの位置が変わったりメニューキーがなくなったり、果てはOKボタンのデフォルトの位置まで変わったり。GoogleはUIに哲学が無いのかと思わせるほどの変更。こういうのは感心しない。
右側に電源ボタンとボリュームボタンが並んでいるのも減点。特に、フロントのホームボタンが物理キーじゃなくなったので電源ボタンで起こすしかない。これが探しにくく押しにくいのは致命傷。横向きクレードルに乗せて映画鑑賞とかを意識したんだろうけどね。
あ、もちろん良くなったところも沢山ありますよ。ホームアプリなんて圧倒的に使いやすくなった。通知領域も広がって、いろんなアクションが選択できるようになったし。プリインストールアプリを無効化できるようになったのも大きい。総じて便利になるような変更が加えられてる。マップも相変わらず素晴らしいし(笑)。
それからプリインストールアプリが最小限なのも素晴らしい。まあAndroidのリファレンスマシンという意味もあるんだろうけど。国内の携帯メーカーは、わけのわからないアプリをどっさりインストールして消せない状態で出荷とか、いい加減に自分の足を引っ張ってることに気がついてよ。
ただ、アプリの「デフォルトでの起動」とか文字選択とか、わかりにくい部分や基本的な操作が相変わらず。言葉は悪いけど雑な印象。ユーザーのフィードバックが足りないのか、それとも初心者を無視しているのか。たとえば通知エリアの下に並ぶ文字列は何なの?とか質問は来ないのかな。他人事ながら心配。サポートのコストを下げることも考えないと。
というわけで次回は設定とかお薦めアプリとか。