これスゴいっす。
ActionScript 3.0の解説書なんだけど、特に言語は関係なく楽しめる。複雑な形状同士のヒットチェックや高速化のテクニック、勝手に動き回るキャラの作り方、障害物をよけながら最適なコースを移動するキャラのアルゴリズム。果ては数値積分法やら3Dやら。トドメはABA Gamesさんのサンプルゲームですよ。読めるだけでも幸せ。
ソースコードが大量に掲載されてて、しかも読みやすい。こりゃ貴重な本です。オライリーって良い本だらけだけど、これでまた宝物が増えた。
それにしても、昔から何度読んでも理解できなかったルンゲクッタ法。やっぱり理解できない(笑)。オイラはオイラー積分法でいいもんとダジャレを一発。
ただ注意点が二つばかり。まずこれは入門書じゃないって点。オブジェクトって何ですかって人だと難しすぎる。入門書を読んで、いくつかゲームを作った人向け。
もうひとつは、対象がFlash 10だという点。ベクタとか3Dとかコンパイルして試すにはFlash CS4以降が必要。最新のFlash SDKとか使えばなんとかなるけど。
このへんがクリアできる人ならお薦め。Flashに興味のないゲームプログラマでも、参考になるアイデアは多いと思う。いやあ久々に読んでて楽しい本に巡り合いましたよ。うへへ。