非実在青少年規制に思う

東京都の石原知事が幼女エロ表現とかを規制しちゃうぞって脅してる件。まあコミケとか注目されすぎたんですかね。

それにしても石原慎太郎ってのは作家でもあるんでしょう。それが表現規制に荷担するとは語るに落ちたというか。やはり権力を持つと人間は腐るんですかね。それとも元々なのか。やだな、こういう連中は。

で、この件に関して竹熊健太郎氏が「サルまん」の「条例のできるまで」をノーカット・オールカラー完全版を公開しておられます。こりゃ必見。



さらにSF作家の山本弘氏もこんな話を。SF作家らしく、データに基づいた考察。注目して欲しいのは

  • エロがオープンになると性犯罪が減少するという相関関係が認められる
  • 日本の青少年の性犯罪発生率は、他国に比べても異常に低い
というところ。まあ相関関係であって因果関係が証明されたわけではないけれど(あと、暴力事件とかも実は年寄りの方が多いんだよね。この辺、マスコミはちゃんと報道しないけど。粗暴な年寄りが車を運転してる時代が来てるんですよ。こっちを何とかしてほしい)。

たとえばオウムのようなカルト宗教では、欲望を徹底的に抑え込む修行をするじゃない。そんな連中がどうなるかというと、普段からピリピリカリカリして、ちょっとした事に怒りを爆発させ、あげくが無差別大量虐殺を(適当な理由を与えられれば)躊躇もなくやってのける。だいたい、禁欲的な教義をもつ宗教や組織は凶暴な側面を持つでしょ。ありゃ兵士を養成してるようなもんです。やっぱガス抜きは大切なんだよ。

気持ち悪いから規制しろってのはわからなくもないんだけど、それが逆効果になるという負の側面も認識しないと。もとが人間の本能に根ざしている事だから、抑え込むんじゃなくて無害な範囲で共存するのが得策かと思う。

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