いわゆる財政がどうしたとかこうしたとか。なかなか面白い。
http://hamusoku.com/archives/3060500.html
この「乗数効果」ってのを管財務大臣が知らなくて一部で馬鹿ウケしてましたな。道路標識を知らない人が交通整理をやってるようなもんで、本当は非常に怖いことなんだけど、まあ官僚の言うとおりに動いてくれるから役所にすれば便利なのかも。
おそらく選挙の前後に、財務省の指示でマスコミが増税キャンペーンを張ると思うんですよ。いわく財政は破綻状態、法人税も上げられない。少子高齢化で子育て手当に農家の個別保証ときて消費税を上げるしかないんですよ。みたいな。
財務省ってのは、ここで出てくるバランスシートの帳尻を合わせることを最優先する役所なので、何が何でも借金を減らしたい。だから増税の話ばかり出てくる。マスコミも政治記者が官僚の話を鵜呑みにして、日本が終わる日本が終わると連呼しだす。まったく、消費税を3%から5%に上げたときに、どれだけ消費を冷やしたかなんてもう忘れたのかしらん。
しかーし、日本の財政が破綻するとなると、海外が黙ってませんぜ。わかりやすいところだと国債の長期金利が上昇する。国にリスクがあるんだから破綻懸念ぶんのプレミアが付くわけね。そうなると、銀行がすでに保有している国債の償還は良いとしても、新規発行の国債は金利を上げなきゃならない。返済する利子が増えるから財政を圧迫する。財務省としては絶対に避けたい事態。
なので、海外のプレスに対しては、「日本は全然問題ないです。資産も大量にあるし、借金も国内だけです。景気が回復すれば徐々にインフレになって借金も目減りします。」てなことを言うわけさ、英語で。まったくどいつもこいつも。こういうのをちゃんと報道しろよな。国内でも。
これから選挙に向けて過去官僚の政治家なんかが増税の話を持ち出したら、この話を思い出してくれい。とりあえず国債の長期金利の変動を見れば、経済状況は判断できる。やたらと恐怖を煽ってくるだろうけど、冷静になろうね。