‘HTML5’ カテゴリーのアーカイブ

にゃんこパラダイスの開発環境

2017年12月2日 土曜日

にゃんこパラダイスは前回に引き続きGameMaker 1.4で作られています。これ正直いって使いやすいとはいいがたい。言語も独自で拡張性もメンテナンス性も低い。そこそこ複雑なこともできるんですが、いかんせん仕様が古い。ヨーロッパではそれなりに有名らしいんですが。

じゃ、なぜこれを選んだかというと、書き出したコードが小さいから。UnityやClickteam FusionなんかでもHTML5に出力できるんですが、ロード時間が長い。サンプルをいくつか見させてもらったものの、ロードが終わるまで待てない(苦笑)。それでは遊んでもらえないじゃないですか。

で、GameMakerならアプリ版をビルドするのもそれほど難しくはないんだけど、今はアプリへの情熱を失っています。あの界隈はもうマイナーなゲームが存在する場所がないような気がする。光属性のアプリ以外は死滅しちゃうんじゃないでしょうか。そうでもない?

まあいろいろと一段落したら出すかもしれません。なにしろスマートフォンのブラウザで動かすと遅いから。自分で遊びたくなったらこっそり公開しよう(笑)

 

あ、玉はBlenderでレンダリングしました!Blender使いのひとみてる?

 

にゃんこパラダイス公開!

2017年12月2日 土曜日

公開しました!遊んでね!



にゃんこパラダイスへ

というわけで、まずはこのゲームの元ネタと思い出話など。
そうですねえ。今を去ること10年前。いや15年前か?その頃の同僚に「はっぴーぴえろ」がめちゃくちゃ上手い奴がおりました。

あ、こういうゲームです。いろんなバリエーションがあってニュートンアップルとかキティちゃんが描いてあるやつもあったような。下の入賞スロットの数が違ったりする。



で、その同僚は百発百中で必ず景品をゲットしてたんですよ。「このゲームは1回でもミスるとダメなんだよ」とか言いながら、出てきたカプセルは私に。中身はプラスチックの恐竜フィギュアとかそういうゴミのようなおまけ。なんでこんなものをと思うけど、彼にとっては自分が「必ず景品が取れる」ことを確認してたんでしょう。まあ、わからんでもない。

その後、こっそり一人で試したけどまったく話にならない。というわけで帰りにちょいちょい寄って遊んでいたけれど、そのうち台がなくなりお店もなくなり会社もなくなりました(笑)。

 

そんな当時を思い出しながら作ってみたのがこのゲーム。なぜ猫なのかは次回。

 

ガンガンガガガンで使ったソフト

2017年1月8日 日曜日

絶賛公開中のガンガンガガガンですが(そこ笑わない)



HTML5とJavaScriptで作られています。このあたり、「Flash政治的に抹殺事件」とかHTML5やWebKitに関しては色々とハラワタが煮えくり返る思いがあるのだけれど、まあ金持ってる宗教団体には勝てないというこってす。しくしく。世の中、とりあえず動けばいいやって人が増えたし、これも時代の流れなんでしょうね。

それはともかく、このゲームはGameMakerというツールで作りました。

YoYo Games:GameMaker

1つのコードでブラウザ用からスマートフォンのアプリ、TizenやWindows phoneのような無残に敗れ去ったOS向けまで書き出せます。あれ、そういえばFirefox OSには対応してないね。おっと余計なことを。

もともとHumble Bundleというところで1200円くらいでフルセットを買って積んであったのを年末に触り始め、だいたい使い方がわかったので作ってみたというわけです。ゲームを作るに当たっては、GameMaker:Studio入門という本を参考にさせて頂きました。というかこれがなければ作れなかった。感謝。それとエミリー&シャルロット ラウンジというサイトにもお世話になりました。

この種のソフトはUnityが圧倒的なシェアと情報量を誇っていて、私もそのうち作る予定なんですが(ほんとか?)、簡単な2Dゲームならそこまで大げさなものを使わなくてもいいんじゃない?ということで、もっと簡単なものを探していました。すると結構あるんですよ。Clickteam FusionとかConstruct 2とかDefoldとかGodot Engineとか。

どれも基本的にはスマートフォンからHTML5まで出力可能なんですが、スクリプトなしで作れるものからLuaやPythonが使えたりと様々。内部的にもスマホのネイティブ(というかスクリプトの逐次実行というか)アプリが作れるものから、いわゆるガワネイティブまで。無料なものからそこそこお高いものまで。さすがにJavaScriptで作れとかいうのはなかったかな。知らんけども。

GameMakerはバグが多いです。今はバージョン2が出てて、1.4のバグを直すのかどうなのかって感じだけど、サポートもあまり感心しない(物理演算を使うと動かなくなるなんて、即座に修正すべき案件だぞ)。使い心地も少しクセがあるし。じゃあなんで使ってるかというと、妙な面白さがあるんだなこれ。ああ、こういう事をやりたいから、こんな仕様なんだな的な。泥臭いところが多いけど、そこがまた味わい深い。理想主義とは対極にある設計思想というか。

というわけで、もう少しこのツールを使ってみるつもり。次のミニゲームをお楽しみに。

ところでHTML5でゲーム作ってる人ってどのくらいいるんだろう?ブラウザによって動作も違うし、スマホの処理速度もまちまちで、こんなので商売するのは難しそうだけど、みんなどのへんのフィールドで頑張ってるの?ちとアプリにはヘキエキしていて離れようかと思ってるんだけど、こっちはこっちで砂漠が広がってるのかな?

ガンガンガガガンの元ネタ

2017年1月8日 日曜日

さてさて。お久しぶりです。新作のミニゲームを公開しました。



その名もガンガンガガガン。なんじゃそりゃ。

遊んでもらうとわかるんですが、元ネタはJoustです。

2方向レバーと羽ばたきボタンで空飛ぶダチョウを操作して敵を蹴落とすゲーム。1982年か。歳を取ったもんだなあ。
で、このゲームにはチートがありまして。


敵をマグマから伸びる悪魔の左手にトラップしておくと、中央の足場で時間切れキャラPterodactylを延々と倒すことができるという裏技。知人の弟さんがうまくてねえ。なんだ簡単じゃないかと思って挑戦したらあっという間にゲームオーバー。これがまた超難しい。

理由はダチョウの操作にありまして。普通のキャラはレバーを離すと止まるもんですが、こいつは慣性で動き続ける。止まるには反対側へレバーを倒さないといけない(しかもスリップする)。さらにPterodactylを倒すとダチョウの向きが反転する上に少しだけ足場がずれる。ここポイント、試験に出ます。
なので練習してたらバグの修正されたバージョンが出回り始め、そしてゲーセンから姿を消しました。嗚呼。

そんなしょっぱい青春時代を思い出して作ったこのゲーム。思う存分ガンガンガガガンできます。タダで。うおおお。完全に自分用だ。旧ROMを搭載した実機で遊ぶときもこれで安心だね。そんなもんどこにもねーよ!

HTML5ゲームEaselJS編そして真の敵

2012年12月31日 月曜日

画像の表示にはEaselJSというライブラリを使用しました。こいつはいい。完成度が高いし使いやすい。まあ、JavaScriptでこういうライブラリを作るってのは、マッチ棒で五重塔を作るような曲芸のような気もするし、そのパワーを他のプロダクトに向けたら世界が変わったんじゃないかと(以下略

EaselJSについては、今更私ゴトキが言及するまでもないんですが、いろいろと引っかかったところもあったので参考までに。

(さらに…)

HTML5ゲームbox2dweb憂鬱編

2012年12月31日 月曜日

box2dというのは、いわゆる二次元の物理演算ライブラリです。サイコロを転がすようなのは3次元の物理演算。二次元というのは、まさに新幹線ゲームの10円玉のような、奥行きがない世界のコト。

もともとActionScriptで使い慣れていたbox2dなので、まあ多少の変更ならなんとかなると思っていたら、なかなか世の中甘くはないですな。
とりあえず、以下のbox2dwebのページにアクセスしてみてください。デモが見られます。

http://code.google.com/p/box2dweb/


簡単に説明しますと、外枠に緑色の部分がありますね。これが動かない壁。そこに円とか長方形とかが落下して跳ねる、それだけのデモです。

box2dweb1
この画像のような表示になりましたか?それは結構!しかし…

(さらに…)

HTML5とJavaScriptでゲームを作ったよ(表)

2012年12月29日 土曜日

 

またまた新幹線ゲームを作りました。今度はHTML5とJavaScriptです。

遊んでみたいかたはこちらから

http://www.dagage.com/iphone/jsgames/shinkansenjs/shinkansenjs.html

 

また、動作に関する情報はこちらから。

http://www.dagage.com/news/archives/159

 

Flashからの移植というか最初から作りなおした感じですね。そこでせっかくですから制作過程を残しておくことにしました。興味のある方はお読みください。とりあえず、ある程度はプログラミングの知識があるものとして話を進めます。知らない人、ごめんなさい。

HTML5版では以下のライブラリを使用しました。作者に感謝。

box2dweb
http://code.google.com/p/box2dweb/
CreateJSからEaselJS
http://www.createjs.com/#!/CreateJS

box2dwebは、お馴染み二次元物理演算ライブラリBox2dのJavaScript版です。CreateJSはFlashっぽい機能を実現したライブラリ群で、今回はその中からEaselJSというスプライト処理用のライブラリを使用しました。

また、以下のアプリケーションも使用しました。

Adobe Flash Professional CS6
http://www.adobe.com/jp/products/flash.html

Visual Web Developer 2010 Express
http://blogs.msdn.com/b/osamum/archive/2011/02/18/visual-web-developer-2010-express.aspx
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